〜ヒト・コト・モノをつなぐ仕掛けづくり〜 プラスセンス
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今年もありがとうございました。

12/21/2010

 
2010年も残すところ、あとわずかとなりました。
あと1週間もすれば2011年になります。
今年は、皆様にとってどんな1年でしたか?


プラスセンスという会社を立ち上げたのは2009年の3月ですが、ちょうど2年前の今頃、わたしたちは2人で仕事や将来についてたくさん語り合いました。
結果として出て来たのが、プラスセンスという会社を立ち上げること。そして、少しでも長く働くこと、でした。
今年は、よちよちですが、なんとか立ち上がって数歩踏み出せたかな? と思っています。
これも皆様のおかげです。ありがとうございました。


とはいえ、まだ志なかば。ようやく翌春に2年を終え、3年目に入りますが、まだまだ。
やりたいことは山積しています。どうやって手をつけて良いのやら? 分からないことも多く途方にくれることもありますが、そんなときこそいろいろな方にお会いして、お話していると、ふっと何かが見えてくるときがあります。


来年も、引き続き、皆様からのご指導をうけつつ、精進して参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


最後になりますが、皆様、ぜひ良いお年をお迎え下さい。
そして来年もどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


株式会社プラスセンス
今加奈子&正岡真純

第6回 causebrand cafe開催

12/19/2010

 
今年4月にスタートしましたcausebrand cafeも、第6回目を迎えることになりました。
年末の忙しい時期、街はクリスマスのイルミネーションで輝く時期に
お越し頂きました皆様、本当にありがとうございました。

今回は、王子ネピアさんが取り組まれている「千のトイレプロジェクト」リーダー、今敏之さん。社内の反対がありながらも、地道にきちんと説得を続けられ、プロジェクトを推進。その過程ではいろんなことがあったことと思いますが、そのあたりを笑いを交えながら、軽やかに語られる姿に感動しました。今では、会社として誇りあるプロジェクトに成長されているとのことで、本当に頭が下がります。
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2008年にスタートした「nepia トイレプロジェクト」は、アジアで一番若い国である東ティモールに、ユニセフを通じて支援を行っていらっしゃいます。


企業が支援する方法はたくさんあります。近年、増加するコーズ・リレーティッド・マーケティングもその一つです。
ただ、企業が取り組むにはそれなりの覚悟だったり、理由だったりが必要ですし、関係各所を説得、納得させていかなければなりません。
今でこそ、売上の一部を寄付する取組みは増えていますが、ネピアさんのような「第一世代」の方々はどれほどご苦労されたことか。


6回のcausebrand cafeを通じて、皆様の、知識やネットワークの広がりに貢献できたら光栄です。


年の瀬も迫ってきました。
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。

第5回 causebrand cafe 開催!

9/25/2010

 
4月にスタートしたcausebrand cafeもついに5回目を迎えることが出来ました。
これもご参加頂く皆様のおかげです。ありがとうございます。


今回は、朝方の雨が嘘のように晴れ上がった土曜日の午後、会場は虎ノ門のCANPANセンターで開催しました。広い会場でしたが、多くの皆さんにお集り頂き、熱気のあふれる会となりました。

さて、第5回のcausebrand cafeの告知をしたのは8月も終わりでした。
ゲスト、ボルヴィックさん登場! ということをお伝えすると「やっと!」や「ついに登場ですね」「待ってました」という声が多々寄せられ、関心の高さを伺い知ることができました。

そうですね。日本では、やっぱりボルヴィックの「1L for 10L」ですよね。
そんなことを思いつつ、一歩先を行くボルヴィックさんが何をどう考え、そして今後どういう展開をされていくのか、非常に興味のわくところでした。
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日本に導入されてはや4年。その間、いろいろな意見がありつつも、
それでもアフリカのマリに安全で清潔な水を届けるということをやめなかった理由。
1つのプロジェクトでどれだけの人の生活を人生を笑顔を救ったのか。

1プロジェクトでやれることの限界。だけれども、その限界を超えてのこれからの挑戦。
多くのことを考えさせられる会でした。

ワークショップもいつも以上に盛り上がったように思います。
10人10色。様々な意見が飛び交い、充実した会だったのではないでしょうか。

今後の展開を楽しみにしていきたいと思います。

凹凸O型コンビ

9/5/2010

 
"アラサー女子2人”のプラスセンスの私たちですが、それ以外にも「O型」という共通点があります。

O型の基本性格というものには確かに共通するのですが、しかし。
O型でもここまで両極か?!と思えるぐらいの凹凸ぶり(笑)
分かり易く表現をすると、A寄りのO型の相方と、限りなくBに近いO型の私。

取説大好きな相方。意地でも読まない私。
参考書が身になる相方。実践でしか身に付かない私。
何事も勉強する相方。何事も経験する私。

きちんと論理的に物事を考え、きっちり何事も段階を踏んで着実に進んでいく相方。我が相方ながら本当にしっかりしています。ソツがない。ちゃんと石橋を叩いてから渡る堅実タイプ。

それとは真逆に、感覚や直感で動いてしまう私は、ひらめきと突発力で生きていて、石橋を叩いて渡ればいいものの、いつも叩くのを忘れてしまう(笑)。落ちた所で死なない限りは大したことない、と思っているし実際そうなので学習しないんですね。。。これが。。。
なので失敗も多いけど、たま~に自分でもびっくりの特大ホームランを打っちゃうタイプです。

とはいえ。これは自分のことに限ってですよ。
 「仕事」においては、私も相方同様A型と思われることもあります、これでも。

お仕事をさせていただいている方々に対する姿勢は、これまでの「会社員」という立場であろうと、独立をした立場だろうと変わることはありませんが、会社での自分も限りなく素に近い自分でいられる、というのは私にとって自分が思う以上に精神的な解放を感じられています。

そんな私たち2人のブレストはいつも凸と凹のお祭り騒ぎ(笑)
不思議と意見が衝突することはないのですが、私の思いつきに相方がするどく冷静に突っ込みを入れたり、相方の慎重さにどーにかなるっしょ、と私が背中を押したり。
凸凹だけど実はバランスがとれてるコンビ?!と思ったりしています。

私たちはここ神楽坂にオフィスを構える前、カフェで色々とブレストしたりしていた時期がありました。

凹と凸の会話は何やら楽しげに見えたらしく(うるさかったとも言う・・・)、カフェの店員さんに「お仕事ですか?でもすっごく楽しそうですね」とよく言われました(笑)
それが実はとっても嬉しかった記憶があります。

仕事には責任があるので、「楽しい」という表現が一概に適切ではないことは承知の上ですが、でもやっぱり私は楽しんで仕事をしたいと思うのです。
常に楽しめる余裕を持って仕事に取り組んでいきたい。そう思います。

あの時、カフェの店員さんから見て楽しそうに仕事をしていた頃の私たちで、これからもいられたらと思います。

少し前に血液型の本が一大ブームになりましたが、同じO型の2人がこれだけ違うように、やはり十人十色ですね。

とはいいつつ、若干面倒臭くなった時にはいつも、「O型だから仕方ないっか」と都合良く言い訳にして意気投合する私たちは、やはりO型女子な2人です(笑)。

MM

第4回 causebrand cafe開催

7/10/2010

 
causebrand cafeの日は、いつも天気に恵まれます。
今回も快晴。毎回、毎回、「暑い...」と言って会場に入るのが定例となっています。
今回で4回目を迎えるcafeですが、ほぼ新規の参加者の方で埋まりました。

リクルート社は、ベンリャーマインドの非常に高い企業の一つですが、そのリクルートが「eyeco」という通販雑誌、特にエコや社会貢献、ソーシャルな商品等を扱っているのがとても気になっていました。
そもそも5年前の創刊号を購入していたので、進化を続けるeyecoの取り組みや今後どこを目指していくのかは、非常に勉強になり、興味深いものでした。
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お話を伺って、「ソーシャル」だけじゃ売れない。
「社会貢献」だけじゃ売れない。
「エコ」だけじゃ売れない。
ということが非常に分かりました。

単に、社会に良いこと、だけじゃビジネスは成立していかないということでしょうか。
ある有名な社会貢献型ブランドの売上の結果をお聞きしてびっくりしたり。

実際に肌で感じているお話だからこそ、リアルで、大変勉強になりました。
ミーハーな女子をつかまえるには? 他のビジネスにも応用できそうなお話です。

グループディスカッションも盛り上がり、さらに交流会も今回は3時間! ということで皆さん、お疲れさまでした...。


KK

ピアノ

6/20/2010

 
実はピアノが弾けたりします。
人間をやっていることの次に、何気に長く続けていること(笑)。

我が家にピアノがやってきたのは、私が3歳の時。
たぶん自分に残っている一番古い記憶のような気がします。
不思議なもので初めてピアノに触ったことを覚えています。
右手の親指と、左手の親指で適当に鍵盤を押さえたのですが、同じ指で押しているのになんで音が違うんだろう?と不思議に思ったのをなぜか鮮明に。
保母だった母は女の子が生まれたら、ピアノだけはどうしても習わせたかったんだそう。
ピアノと出会えたのはそんな母のお陰なので感謝しています。

とはいえ。
もちろん我が家は英才教育をするような高貴な家庭とはお世辞にも言い難いので(笑)、ピアニストになる為のレッスンなんぞは受けてこなかったのですが。
もし仮にそこを目指さなければならなかったなら、とっくにやめてしまっていたと思います、ピアノ。

しっかりと練習癖がつくまでは母もある程度厳しくやらせましたが、そこからはほっといても弾くようになったので、放任主義に。これはピアノに限らずですが。
お陰で楽しく自由にピアノを弾いてきました。

うちの妹は、学生時代から一環してずっと音楽を続けています。
ひと時ピアノの先生や音楽事務所にも勤めていましたが、「仕事」にすると自分が音楽を楽しめなくなると悟ったようで、仕事は仕事、音楽は趣味、と完全に分けてピアノを楽しんでいる姿に、純粋に好感が持てます。

私は留学して以来、「ちゃんと」は弾いてこなかったのですが、気分展開に弾いていたり、友だちの結婚式で弾いたり。
特技な範囲で楽しんでいたのですが、妹の同期生があつまって自主開催するアマチュアコンサートに去年、私も出演させていただいたことがきっかけで、再び私もピアノを続けていこうと改めて思えまして。

なので今年も連続出場させていただきましたよ。
なかなか毎日コンスタントに弾き続けることは難しいのですが、そういう「場」があれば否応無しにちゃんと練習する太刀でして。。。(笑)

去年は声楽の伴奏、そして今年はバイオリンと共演させていただきました。
来年も是非出せてもらいたいな、と思っています。
いい刺激になりますし、練習する励みになりますから。

そんな中、また新たな発見。
人と一緒に演奏することって本当に楽しい!
もともとあまりソロ志向が強い訳でもないので、誰かと合わせて演奏させて頂く方が私は楽しいみたい。

とはいえ。
何でもできるほど器用でもないし(メインはどうしてもクラシックだし)、現役から考えると10年ぐらいはブランクもあるので、限られたレベルにはなりますが・・・。
そして今、お仕事を通じてお会いしたアルパ(ラテンハープ)奏者の方と仲良くさせていただいていて、ピアノとアルパで共演しよう!と盛り上がっています。

今年一緒に共演したバイオリンの子も、お友だちだったわけでもないのですが、音楽という共通項があって、普段は全然接点のない全くの他人同士でも何か一緒にできるってすごく幸運なことなような気がしたりします。

一流を目指すには才能が必要かもしれませんが、楽しむことにそんなものは必要ありません。
ただ、「出会う」きっかけは必要だったわけで。
私たち姉妹の場合は、それは母が幼い頃から触れさせてくれたお陰だと思っています。

実家を出てもうかなり経ちますが、こっちで妹と住み始めてからずっと実家にあったピアノも同居しての3人暮らしです。
「うちの子」といって可愛がっていますが、もうそろそろどっちかの嫁入り道具になりたそうな感じもしたり・・・です(笑)。

By MM


ちなみに、わたし-今(こん)は何の楽器も出来ません。残念なことに。

By KK

第3回 causebrand cafe開催

6/6/2010

 
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第3回 causebrand cafeを無事開催しました。
早いもので、もう3回目。今回も晴天に恵まれました♪
今回は、海外でも日本でも人気の「MUJI」でおなじみの無印良品さんをゲストに迎え、同社が様々に取り組まれている“ソーシャル”な活動についてお話を伺いました。

スピーカーとしてお呼びした赤峰さんはなんと3人の娘さんがいらっしゃる「お母さん」。女性が働きやすく、子供を産んでも働ける環境というのは、声に出して言うことは簡単でも、なかなか日本の社会では根付いていないのが現状です。そんな女性の力を最大限に活かしている「無印良品」を縦横無尽に渡り歩き、数々の課題を実現していく姿は、清々しいものがありました。そして、無印ファンを裏切らない、裏切らないための数々の仕組化には敬服です。勉強になりました。

その後のワークショップでは、ある特定の社会的課題に対する支援活動をどのように取り組むのが良いかというトピックスで書くグループがディスカッション。良い刺激になり、良い学習の場になったことと思います。


causebrand cafeも、4月末に1回目をスタートし、はや3回目。あっという間の3ヶ月で、駆け足で実施してきてしまいました。いろいろとご参加頂いた方のアンケート等のご意見を参考に、今後もより良い会を目指していきたいと思います。
また次回、お会いしましょう!

アラサー女子の体力作り

5/24/2010

 
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30歳を過ぎて思うこと。
やはり一般論としてでなく、実感として「体力の低下」。。。
これは悲しいけど事実。。。

普段、運動をしていないからこそ!体力づくりに真剣に向き合わなければならないのでは・・・?と思いながらも実行できていない私たち。。。

私個人は元々スポーツ好きで、
バスケットやらテニスやらタップやら、ちょっと前は念願の乗馬に初挑戦したり!とちょいちょいは身体を動かしてはいるのですが、
ただ昨今の体力の低下は認めざるを得なく。。。

このままではいかん! と切実に思いはじめたそんな時、
かの一流アスリートの言葉を思い出したのです!
それはあのアテネ・北京と2種目2冠の偉業を成し遂げ、
2年後のロンドン五輪に向けて現役続行中の水泳・北島康介選手。


日本人なら誰もが知っているあの「ラジオ体操」。
実はこのラジオ体操、緻密に理にかなった構成で、
それはそれはよく作られているらしいのです。

夏休みに眠い目をこすりながら、とりあえず嫌々にやっていた体操ではなく、
改めて真剣にちゃんとやると、いい全身運動になり、
それだけで充分身体に良いらしいとのこと!

これなら出来るんじゃない!? 私たち。
このぐらいならちゃんとやろうよ、私たち。

ということで始めます!ラジオ体操。

我が社の日課になることを目指して!

iTunesでさっそくダウンロードしてみたら、こんな可愛いアイコンが。
さっそくスクリーンセーバーに採用決定!(笑)

何事も身体が資本ですから。
ラジオ体操で体力づくり、はじめました。


by MM

第2回 causebrand cafe開催

5/16/2010

 
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5月はフェアトレード月間。
世界の貧困撲滅を目指す「フェアトレード」。
公正な貿易を通じて、弱い立場においやられている途上国の生産者の生活を安定、持続可能にしていく仕組み作りです。
5月はフェアトレード月間ということもあり、様々な場面でフェアトレードを目にする機会が増えていますが、でもなかなか現状は・・・。

第2回目となるcausebrand cafeは、日本で唯一の「フェアトレード」認証を行っている特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパンの中島さんにお越し頂き、基本的な仕組みから現状等、お話をしていただきました。

参加者がそれぞれ「今日はフェアトレードを学ぶぞ」という目的意識を明確にもたれていたので、前回同様ワークショップは盛り上がりました。
どうしたらフェアトレードが日本で広まるのかor広まらないのか、フェアトレードのメリットは何か、デメリットは何か、コミュニケーションの難しさをどのように解決していくべきなのか、今後力を入れて行くべき施策は? 等々。
それぞれの立場からの意見が活発に交わされました。

目にする機会も増えてきたフェアトレードですが、まだまだ発展の余地あり。皆でこの取り組みを応援できればと思います。
5月31日まで「フェアトレード100万アクションキャンペーン」を開催中。
是非、皆さんのフェアトレード宣言を!

来月は、6月6日に開催。無印良品さんのお話を伺います。無印良品さんでは、フェアトレード商品も扱われていますし、寄付型商品もあります。ご興味のある方は是非お申し込みください。

by KK

この世は二人組ではできあがらない

5/11/2010

 
ご存知の通り、私たち+s.n.s.はアラサー女子二人の会社であることを全面に謳っているのに、この標題は何ぞ? とお思いになられるかも?!

こちら、私たち二人のことを指しているのではなく、先頃新潮社より出版された山崎ナオコーラ著の素朴な社会派小説。

余談ですが、私は文学畑の相方とは対象的に、普段あまり本を読むような太刀ではないのが正直なところ。

ただ時々に興味をあるものがあれば読む、といった具合なのです。
なので本の趣向といったものは特になく。。。
「面白そう」で「読んでみたい」と思いさえすれば、それがビジネス書だろうがミステリーだろうが何でも読むので、作者は誰が好き? とかどんなジャンルの本が好き? と言った類いの質問が苦手だったりします。

強いて言えば・・・ぐらいな人はいないこともないのですが、その人の作品を全て読んだりすることもないし、その時々の気分でジャンルにこだわりもないので、全くもって私はこの手の質問には行き詰まってしまう。。。
これは本に限らず、洋服だったり音楽だったり映画もそう。
スポーツもそうだし、極端な例を挙げたら歌舞伎を観に行った次の日に、自分はタップを踊る、といったそんな具合。
私のようなその時々に「自分が好きなものが好き」と、型にはまることなくその時々の気分が優先される人間には、いわゆる「普通」のこの手の質問に答えることが実は一番難しかったり。。。
実は、好きなタイプの男を聞かれるのも同じく答えるのが難しかったりします。(笑)


さて前段が長くなってしまいましたが、そんな私が久しぶりに「これは読んでみたい!」と思って手に取った本が『この世は二人組ではできあがらない』でした。
読み出したら面白くて一気に読んでしまったもので。
そして私にはとっても珍しく読み返しまでしてしまったのでした。

この本に興味を持ったのは、4/11付の朝日新聞朝刊に掲載されていた江上剛氏による書評を読んで。
題名に惹かれたのも確かですが、江上さんの書評がとにかく興味深かった!

引用させていただくと・・・

シオ(主人公)は、性を超越して緩やかに世界とつながっていこうと考えている。
男と女という「二人組」でなく、もっと社会性を獲得しようとしているのだ。
シオたち若い女性は、時代に合わせて大きく変化し、社会に貢献していこうとしている。

といったくだりが、何とな~く、自分が普段感じていることを江川さんが言葉にして下さったような印象を勝手に受けてしまったのでした。

著者の山崎ナオコーラさんも私と同じ1978年生まれ。
そしてこの本の主人公シオも同じ1978年生まれ。

読み終えて題名の意味を、
男と女という「二人組」じゃなくてもいいじゃない?
そうじゃなくても社会に貢献できるって思っててもいいんじゃない?
そんな風な問いかけに思ったり。

それは私が未だに独身で、”いい歳”にも関わらず、正直なところ「結婚」に執着していないから感じることなのかもしれません。

そして前段で書いたように、私が「型」にはまることなく、アメーバのようにその時々の変化に合わせて「形」を変えることを好む性質からかもしれないのですが。

それでも私も主人公のシオと一緒で子供を欲しいとは純粋に思う。
そんな自分の気持ちが社会からすると矛盾しているように感じる窮屈さと違和感も否めず。

人は一人では生きて行けないし、私も専ら一人で生きて行く気なんぞさらさらない。
でも自分で生き抜いていく力はあるような気がしている。
そんな女子な私には、男と二人組になることが若干難しいのかもしれない。
薄々は感じていたのですが、この小説を読んでそんな風に改めて思ったのでした。

それはネガティブな意味でなく、何というか「そういうことだったんだ~」と、すっきりとした感覚なのと同時に、そんな私だからこそ、この人と「二人組」になりたい! と思える男性ともし出会えたのなら、それってすごく奇跡に近いのかな? などとも思ったりもしたり。
そんな奇跡、信じてます、これでも。(笑)


by MM
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